新型コロナウイルス感染拡大による転職活動の影響について
更新
新型コロナウイルスの感染拡大防止に日々ご尽力されている医療関係の皆様には深く感謝申し上げます。
胚培養士の採用状況の変化
新型コロナウイルスの感染拡大防止、および全国に発令された緊急事態宣言は、転職活動にも様々な影響がでてまいりました。
そこで、実際に「胚培養士への転職」をお考えの皆様に、転職活動にどのような影響がでているのかをお伝えします。
先日、「一般社団法人 日本生殖医学会」より下記の声明文がだされました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する日本生殖医学会からの声明
COVID-19の感染の影響については、妊婦における感染リスクが高いとは言えませんが、感染時に使用される治療薬が、妊婦に禁忌の薬剤による治療が試行される可能性があり、不妊治療による妊娠が成立したあとの感染への対応に苦慮することが予想される。
結論としては、
「国内で の COVID-19 感染の急速な拡大の危険性がなくなるまで、あるいは妊娠時に使用できる COVID-19 予防薬や治療薬が開発されるまでを目安として、不妊治療の延期を選択肢として患者さんに提示していただくよう推奨」
とされています。
その為、今回の声明文の影響から胚培養士の採用を一時的にストップするところもでてきました。
とはいえ、不妊治療にとっては1日1日を大切にしなければならず、延期を推奨したとしても、不妊治療を継続する患者様がいる限りは全力でサポートするというのが、どこのクリニックでも同様です。
あくまでも「不妊治療の延期の推奨」になりますので、胚培養士の採用に関しての判断は各施設の考え方によります。
一旦、患者数が減ったとしても、新型コロナウイルスの終息と共に、不妊治療を再開する方や新規の不妊治療を希望する方で急激に患者様が増える事が予想され、採用ニーズが衰える事は無いと考えます。
まとめ
新型コロナウイルスの影響は胚培養士の転職市場にも少なからず影響がでており、一時的に求人をストップしているところもでてきました。
逆に、WEB面接を上手に活用して、積極的に採用活動を行っているクリニックもあります。
一時的に求人が不安定な状況ではございますが、決して胚培養士の採用ニーズが衰えているわけではない為、情報収集の為にも積極的に転職活動を進めてみるのも1つの手と考えます。
最後に
4月16日より「緊急事態宣言」の対象エリアが全国に拡大されることが決定いたしました。
既に緊急事態宣言が出されていた「東京都」などでは、採用側から、対面での面接のキャンセル、延期のお声をいただく機会が増えています。
又、転職を希望されている方も、感染防止策や外出自粛要請により選考が進んだとしても、面接のキャンセル・延期、或いは、転職を一時的に見合わせる方もいらっしゃいます。
新型コロナウイルスの影響は採用側、求職者側いずれにも大きな影響がでていると言えます。
とはいえ、いつか新型コロナの感染は落ち着きをみせ、採用活動が通常通り、いや、今まで停滞していた分、急激に活発に動き出すものと考えます。
胚培養士JOBとしては、転職をお考えの方々には、この時期を大切な時間と考え、積極的に転職活動を進められる方にはWEB面接の活用など、選考がスムーズに進むよう、出来る限りのサポートをさせていただきます。
また転職時期を一時的に見直されるのも一つです。
その際には、弊社コンサルタントと一緒に長期的な視点で転職サポートを継続させていただければと考えております。